統合失調症は、だいたい思春期以降に発症し、妄想や幻聴などさまざまな精神症状を呈する精神疾患のひとつである。統合失調症の治し方とは・・・
統合失調症(とうごうしっちょうしょう de:Schizophrenie、en:schizophrenia)とは、幻覚や妄想などの症状を示す、精神疾患のひとつでWHO国際疾病分類第10版においては2002年までは精神分裂病と呼ばれていた。
統合失調症は、だいたい思春期以降に発症し、妄想や幻聴などさまざまな精神症状を呈する精神疾患のひとつであるが、世界中で発病する割合は全人口の1%程といわれており、さして珍しい疾患でない。統合失調症の患者は、精神症状の他に不必要な周囲の雑音などを意識外にシャットアウトする感覚機能が弱まっていることがわかっていて、これが集中困難を引き起こす原因のひとつと考えられてる。
統合失調症の治し方は、様々である。なぜかというと統合失調症はさかのぼること古代ギリシャの時代から存在は知られていたが、病因が今なお不明だからである。統合失調症の病因については、神経伝達物質の一つであるドーパミンの過剰によるものという仮説をはじめ、様々な仮説が提唱されている。治療方法では、1950年代にフランスでクロルプロマジンという薬物が一部の患者において治癒効果があることが発見され、これを機に抗精神病薬による薬物治療がおこなわれるようになった。
しかし一方で、薬物療法が部分的にしか効果を示さず慢性化する患者も少数であるが存在することも事実であるため決定的な治し方は見つかっていない。
統合失調症の治し方は原因によっても変わってくるので、ここでは一般的に行われる、統合失調症の治し方についてみてみよう。
統合失調症の治療は、”外来治療”と”入院治療”があるが、いずれにせよ専門の医師の診断に従い治療を行うことが大切である。
統合失調症の患者に「抑うつ症状」や、「強迫症状」が併発している場合などには「抗うつ薬」、不安症状が強い場合には「抗不安薬」、不眠が強い場合には「睡眠薬」を併用することもある。そしてこのようなはっきりとした症状のある「幻覚」や「妄想」は薬の作用によって比較的すぐに落ち着く。
ただこの「薬物療法」も、「費用が高い」「副作用が出る場合がある」など、いろいろと問題点もある。
統合失調症で「強迫症状」や「抑うつ症状」が発症している場合などには「抗うつ薬」、不安症状が強い場合には「抗不安薬」、不眠が強い場合には「睡眠薬」を併用することもある。
最近の統合失調症関連のニュースでは理化学研究所の研究チームは統合失調症の発症に関与すると見られる遺伝子をマウスでの実験で突き止め、2007年11月13日付の米科学誌PLoS Biologyに発表した(理化学研究所のトピックス、プレスリリース)
研究を行ったのは理研の吉川武男チームリーダーを中心とするグループで統合失調症の患者は周囲の不穏な音を意識的にシャットアウトする「感覚フィルター機能」が弱まる症状が見られることから、この機能の高いマウスと低いマウスを繁殖させた「孫マウス」の遺伝子を調査した結果、DHAなど不飽和脂肪酸と結合するタンパク質をつくる遺伝子「Fabp7」の発現が脳の発達期に前頭葉で低下しているとフィルター機能が弱まることを確認した。なお、フィルター機能の弱いマウスでは、成体期に入ってからは逆にFabp7の発現が増加していた。
また、Fabp7ノックアウトマウスを用いて、この遺伝子の発現が低下すると神経の新生が少なくなることを突きとめた。さらに、人間の死後の脳を解析した結果、統合失調症患者ではフィルター機能の低いマウスと同様にこの遺伝子の発現が増えていたという。
これらから、妊娠中に不飽和脂肪酸を適切に摂取する事で統合失調症の予防が出来る可能性があるとのこと。
統合失調症の患者は、精神症状の他に不必要な周囲の雑音などを意識外にシャットアウトする感覚機能が弱まっているので、これが集中困難を引き起こす原因のひとつと考えられてる。
Copyright 統合失調症の治し方 2007